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「二歳半の僕」


僕の歳は2歳半

新横浜の新幹線西口改札へ向かって 下りの階段を降りていた

改札の向こうの柱に ノッポさんのように立っていた お父ちゃんを見つけた。

僕の目には 涙が ポロポロと溢れ、お父ちゃんに近づいてとぼとぼ歩く間に

ひーーーひーーー 声をあげて泣きじゃくた。

何が悲しいのか? 何が嬉しいのか?わからない

二歳半の男の子が スーパーで駅で お母さんを困らせて 泣き喚いてるように

まるで同じだった。

うまく言葉に出来ない。悲しいのか?嬉しいのか? 安心したのか? それすらうまく言えない。

2歳半の僕は そうだったのだ。

決して 大人はわかってはくれない。なんで泣いてるのか?

お父ちゃんの手を握って とぼとぼ歩き 歩きながら 泣きじゃくる。。。

こんな経験はあるだろうか? 僕だけなのか? いやみんなあるけど しないのか? 出来ないのか?

大人の仮面が邪魔するだけだ。

僕は二歳半 こんな奴がいたっていいじゃないか。

そして 僕は 初めて わけわからないで泣きじゃくる 喚き散らす 二歳半の子供の気持ちがわかったのだ。

二歳半の僕って 面白いだろ?



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